LAGBAG MUSIC TOGO ACADEMY 想い・教育方針
1、音楽で暮らしを豊かにするための「感性」を育てます!
音楽を始める【きっかけ】は人それぞれです。それに合わせて【目的】もそれぞれです。
私たちは、一人一人の生徒さんの個性に合わせたレッスンを行なっていますが、皆さんへ共通して伝えたいこと。それは、
「音楽=美しい」「音楽=楽しい」と思える
「心=感性」
を育てることを軸にレッスンをしています。技術ももちろん大切ですが、音楽や芸術を楽しむためには
「感じる力(感性)」
を育てなければなりません。感性の豊かな人はいろんなことを楽しむことができます。それは
「優しい心」や「人を思いやる心」
にもつながります。うまい、下手、才能と技術の優劣以外で
「音楽を楽しむ」ことを実感してもらうことを大切に考えています。
2、「本物」に触れさせる
LAGBAG MUSIC TOGOの前身である東郷音楽学院を創設された東郷和子先生がとても大切にされていた想いでもあります。
東郷和子先生は、まだ鹿児島での音楽文化が今よりも発展していない時代に、本物の音楽を子供たちに伝えたいと、
世界中から著名なピアニストや音楽家を招き、演奏会や特別レッスンを開催しておられました。
「本物」とは「普遍的なもの」
「時代を越えていつまでも色褪せないもの」
です。また、それは
「一生懸命生きてきた人の人生の集積」
とも言えます。長い風雪に耐え、芸術として生き残っている本物の絵や音楽は、その作者の人生が背景が見えるものが多いです。
たくさんの「本物」に触れ、磨かれた感性を持っている人は、説明がなくとも作品の重みを心で感じ取ることができます。
感受性の強い子ども時代にこそ何を聴かせ、何に触れさせるのかが人生に大きく影響しています。
3、クラシック音楽を土台にバランスよく音楽の基礎を育てます
クラシック、ジャズ、ポップス、民族音楽などなど、世の中にはたくさんの音楽があります。
その中で、どうしてクラシック音楽が音楽教育の基礎となっているのでしょうか?
たとえると、クラシックは「ご飯の音楽」、大人が子供にあたえたい栄養満点のもの。
反対に子どもにとってよく見えるもの(テレビやアニメで流れるような音楽)を
「お菓子の音楽」とします。
食べ過ぎはダメだけれど食べちゃいけないものではありません。
ただ、見栄えをよくする着色料や保存料などの添加物が多い食べ物を子供が欲しがる分だけ与えたいとは思わないですよね。子どもに対して
「お菓子はダメ!」
と禁止してしまうといっそう憧れがつのったり、反対に食事そのものを嫌いになってしまったり、色々と弊害が出てきます。
小さい頃から丁寧に作られた美味しいご飯をきちんと食べていたら
「味覚」
が育ちます。お菓子ばかり食べていてはきちんとした「味覚」が育ちません。
「味覚」=「感性」
と考えたら分かりやすいですよね?
「子どもがほしいもの」と
「大人がいいと思うもの」
は違うことが多いのですが、お菓子の味(クラシック以外の音楽)を全然知らないのも面白みがありません。
ごはんもお菓子も大切に、私たちはそのバランスを大切にしています。
4、きれいな日本語でイメージを具体的に伝えます
音楽は言語のようなものです。想像力を膨らませながらたくさんの演奏を聴き、たくさんの楽譜を読み、
たくさんの曲を演奏することで、音楽を言語のように理解することができます。
それは、日々のレッスンの中での先生の声かけに大きく影響があります。
たとえば、「ちいさな花」というタイトルの曲があるとします。タイトルは
「ちいさな花」
でも、レッスンのなかで、この曲のお花は
「何色のお花を表現しているかな?」
「どこにさいているお花かな?」
などと質問をしたりします。演奏する人が何色の小さな花をイメージするか、どんな場所に咲いている花なのかをイメージするだけで、
奏でる音色も変わるのが音楽の素晴らしいところです。音楽には必ずと言っていいほど「物語」があることを日々のレッスンの中で伝え、
一緒に考える習慣をつけることで、想像力のバリエーションが増え、そこからオリジナルの発想が生まれると考えています。
日本にしかない風景、言葉の表現も大切にしています。
5、さまざまな文化に触れることを大切にしています。
世界中にはたくさんの素晴らしい文化があります。
自分の専門分野以外のことに興味を持ち、触れることは、
「視野」や「価値観」
を広げることにつながります。文化の違いに触れることで人との関わり方や将来の人生のあり方などに影響を与えることもあります。
LAGBAG MUSIC TOGOの中だけでも音楽だけでなく美術、タップダンス、さつま芸事など、皆さんの視野と価値観を広げるクラスを開講しています。
6、どんな時もワクワクとときめきを!
音楽でも絵画でも、演劇でも、なんでもいいのですが芸術に触れ、
「説明はできないけれど無条件に感動した!」
「鳥肌が立った」
「涙が出た」
という経験があると思います。
日々のレッスンの中でも子どもたちの目がキラキラ輝くような時間を作るようにしています。
また、レッスン以外にも演奏会や講座、ワークショップなどの企画も行い、皆さんに「ワクワク」する機会をたくさん作っています。
7、石の上にも3年、まずは3年続けることをお勧めしています。
はじめからスムーズにメキメキとステップアップできる子、ゆっくりペースで進む子、一人一人ペースはそれぞれです。
3歳から5歳の幼児のお子様は特に、はじめからじっと先生のお話を聞き、言われたことをテキパキとできる子はいないと言っていいくらいです。
お稽古の中で、技術や知識はもちろんですが、
「先生のお話を聞くこと」
「集中力」
「綺麗な姿勢で演奏する」
「目標に向かって計画的にコツコツ取り組む」
「自発的に考える」
など、生きていく中で大切な力を育てます。
「レッスン」というものが習慣的に定着するには最低でも1年から2年ほどかかります。
「レッスンで集中していない」
「子供が家で練習しない」
と保護者の方からお困りの声も耳にするのですが、まずは3年、続けていただけたら確実に目に見えた成長を実感いただけると思います。
8、幼児から音楽大学受験・大人の方へすべての方へ質の良い音楽教育を行います
東郷音楽学院の長い歴史の中での経験と実績を大切に、基礎を大切に指導しています。
一般的な音楽教室での個人レッスンの時間は30分、私どもの教室では幼児で40~60分、上級クラスでは(1時間半~2時間)とレッスン時間を長めに設定しています。
レッスンの中で講師と共に細かいところまで練習する時間を作り、そこから自宅で練習をする習慣付けをすることで確実に上達できるようレッスンを行っています。
演奏技術はもちろん、ソルフェージュ(聴く・読む・歌う・楽典・分析)にも力を入れ、優秀な講師陣が丁寧に指導いたします。
9、音楽や芸術を仕事にすることについて(現在まとめ中)